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心理から見た中高年の上手くいく結婚

2020年の国勢調査における生涯未婚率(50歳時点での未婚率)は、男性が28.3%、女性が17.8%でした。
1990年(男性5.6%、女性4.3%)と比べると、男性は約5倍、女性も訳4倍とかなり増加していることがわかります。

さて40~60代の独身者は1500万人超と言われています。
そしてちょっと古いデータですが、結婚相談所「パートナーエージェント」が2017年に50~60歳代の独身男女に行ったアンケート調査では、40.6%が結婚相手や恋人などのパートナーがほしいと回答したそうです。

ではどのくらいの人が結婚したかというと、2023年は315,526人が結婚した中で40歳以上は63,661人です。(人口動態調査)

ところでMMD研究所の調査では「恋人探しをする際の出会いの場所」は下記のようになっています。
(複数回答)
40代
1位 職場や学校での出会い 54.0%
2位 友人や家族からの紹介 40.1%
3位 合コン        21.5%
4位 婚活パーティ      7.1%
5位 街中で話しかける    6.2%

50代
1位 職場や学校での出会い 60.4%
2位 友人や家族からの紹介 37.1%
3位 合コン        16.6%
4位 お見合い        7.0%
5位 街中で話しかける    6.5%

60代 1位 職場や学校での出会い 57.3%
2位 友人や家族からの紹介 36.9%
3位 お見合い       16.5%
4位 合コン         8.6%
5位 街中で話しかける    6.4%

(MMD研究所 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2268.htmlより引用)
「職場や学校での出会い」と「友人や家族からの紹介」は20代から60代までの全てを通じて1位と2位になっており、やはりこうやってみると『よくわかりあえる場所』が自由ようだということがよくわかりますね。

しかしお相手探しの方法も変化が見られます。
同じくMMD研究所のリサーチによれば、マッチングアプリの利用経験者は40代で33%、50代で19%、60代でも13%となっています(2023年)。

ちなみに20代ではマッチングアプリは3位(23.5%)となっており、おそらく中高年もその率は上昇していくことでしょうし、例えばマッチングアプリの「Pairs」などは累計会員数が2000万を超えているそうで、分母数が多いので中高年の登録者は現在でも多いと思われます。

心理から見た中高年の上手なアプローチ

多くのマッチングアプリでは、プロフィールを見てお互いに好感を抱いた人とマッチングし、その相手とだけやり取りができる仕組みです。

従って、まずは好感を持ってもらえるプロフィール作りが重要となります。

もちろん年齢や職業や年収、そして写真などの基本情報は当然のことながら必要ですが、これらは嘘偽りを書くわけにはいきません。

となると、写真や自己紹介文で如何に相手に「いいね」と思ってもらえるかがポイントとなります。

ところが、これがまず上手くないなあというのが多いんですね。
私たちのところ(NPOハート・コンシャス)には、結婚相談のカウンセリングを受けに来られる方も少なくないのですが、「この方をどう思いますか?」とマッチングアプリのスマホ画面をカウンセラーに提示し、意見を聞かれる場合がよくあります。
すると、これは特に中高年の男性に多いのですが、似たような写真を3枚ほどUPしている人が如何に多いか…。

3枚UPできるのなら、例えば1枚は仕事中のキリッとしたスーツ姿の写真、2枚目は仲間とスポーツをしている写真、3枚目はどこかのレストランで美味しそうな料理に満面の笑顔の写真などと、人となりだけではなく『生き方』をイメージできるように自分を表現できるはずです。

ちなみにこれは中高年だけではなく、女性が男性に対して求めるものは「清潔さ」、「やさしさ」、「安心感」というのが上位に来ます。

また、これとは別に『切断機能(判断力・決断力)』を求める女性も多く、親に頭が上がらないとかはもっての他となりますし、親の介護についてもしっかりとした考え(計画)を言えることが大切です。

大事なのは『魅力』を上げること

婚活でよく問題とされるのが「年齢」や「年収」、そして「地位」とか「学歴」ですよね。

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でもこういうのを我々は『属性』と呼んでいます。
もちろんこれらは関係ないなんて言いません。

やっぱりお金はあったほうがいいですし、せっかく頑張って勉強して入った大学のこととか、頑張って手に入れた肩書を「関係ない」なんて言われたらたまったものではないでしょう。

でも合コンや結婚相談所では、肩書やお金を自慢して嫌われる人が後を絶ちません。

そもそもいくら大きな家があったって、地震や津波で無くなることもあるかもしれませんし、今は素晴らしい年収があったとしても、どこでどう国際情勢が変化してお金の価値が変化するかわかりません。

そして、大企業の部長とかであっても、定年退職したらその肩書は地域のグループとかではあまり意味を持ちません(却ってそれをひけらかしていると、嫌われて孤独になることだってあるでしょう)。

だから、大事なのはやっぱり『人』なんですよね。

属性というのももちろん良いにこしたことはありません。
ただ「こしたことはない」のであって、「それがないとダメ」とは限らないのです。

また、属性というものは「使いこなすモノ」であって、例えば肩書が通じない場所にはいきたくないとかなってくると、もうそれは「属性に使われている」ことになってしまいます。

ここで重要なのは、属性というのは『現在』から『過去』において存在するものだということです。

でも我々がこれから生きていくのは【未来】なんですよね。

だとすると、大事なのは『可能性』であり、それを信じて育てていくことなのです。
言葉を変えると、『自分の魅力をUP』させていくことなんですよね。

そして実は、この考え方が【心理から見た中高年の上手くいく結婚】法です。

いくら属性が素晴らしかったとしても、上手くいくとは限りません。

上手くいくかいかないかは、その人の『認知の枠組み』にあるのです。


ライター NPOハート・コンシャス顧問 鷲津秀樹 2024年まで名城大学や愛知大学OCで心理学を教える。メディアにも多数出演し全国で講演も多数

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NPOハート・コンシャスは、中高年・熟年の心をこれからもサポートしていきます。

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この内容はNPOハート・コンシャスの鷲津が、愛知大学OCでの講義の内容を元に書いております。
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